たまりば

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巻末手記

童謡詩人金子みすゞは今までの作品を三冊の手帳に清書した。それぞれ「美しい町」「お空のおかあさま」「さみしい王女」と名付けた。その手帳を一番尊敬する心の師匠西條八十に贈る。原本を弟祐輔に送った。この時に何かの予感っがあったのかもしれない。この後、筆を断つ。娘ふさえの成長のみ楽しみとした。然し、離婚後、別れた夫から「娘を迎えに行く」という文に愕然となる。迎えにくるという3月10日みすゞは自らの命を絶つ。前日には下関の三好写真館で写真を撮る。何故みすゞは自らの命を絶ったのか?作者早坂暁は「金子みすゞ 最期の写真館」の作品で問う。劇団では8月に最後の手帳「さみしい王女」の朗読会を集う。タイトルは「巻末手記」。この作品の中にみすゞの想いが描かれている。また、「最期の写真館」は6月に新潟で上演される。もし皆さまの中で、みすゞさんの詩の世界に興味ある方は是非観劇するとよいと思います。


  • Posted by 劇団ら・ふらむ. at 2008年05月12日12:30

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